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「マイナポータルが無効になりました」メッセージ

myna-portal01:「マイナポータルが無効になりました」メッセージ
myna-portal01:「マイナポータルが無効になりました」メッセージ

Google Chrome を起動する度に、

マイナポータルが無効になりました

再度有効にするには次の新しい権限を許可してください。 

・onshikaku.org の全サイト上にある自分のデータの読み取りと変更」

とのメッセージが表示される(右図)。

 

また、この関係だとおもわれるが、ブラウザウィンドウのプロファイルアイコンがあるところに「エラー」と表示もされている。

 

そこで、当メッセージに関係する情報をまとめて整理し、最終的な対処を判断した。

 

このメッセージで求められていることは…?

マイナポータルが無効になった、有効にするためには新しい権限をマイナポータルに許可して欲しいとある。

 

具体的には、「onshikaku.org の全サイト上にある自分のデータの読み取りと変更」の権限の許可。

 

マイナポータルとは…?

政府が運営するオンライン行政サービスで、子育てや介護を はじめとする行政サービスの検索や オンライン申請ができたり、行政からのお知らせを 受取ることができる自分専用のWebサイトです。

 

一方、さまざまな行政サービスを受ける際に、マイナンバーカードを利用するためのアプリ名でもある。

 

なぜ Chrome でマイナポータルのメッセージなのか…?

Chrome の拡張機能に「マイナポータル」がインストールされているから。

 

すなわち、普段使用しているパソコンからいつでもマイナカードを使ったサービスを参照し、使えるようにするために、特に頻繁に使うブラウザに、ユーザーが希望して追加できるようにしたもののようだ。

Windows パソコンでは Google Crome と Microsoft Edge に追加できるようにガイドされている。

 

インスト―ルはパソコンユーザーが行うもの。追加されても「有効」「無効」を切り替えることもできる。

 

パソコンにインストールしたのを忘れたが…?

パソコンにインストールされたマイナポータルを見てみる

ブラウザの「⁝(詳細)」をクリックする。拡張機能」をクリックする。拡張機能を管理」をクリックする。マイナポータル」が表示される。

myna-portal02:ブラウザ拡張機能のマイナポータルを確認する
myna-portal02:ブラウザ拡張機能のマイナポータルを確認する

「マイナポータル」は「無効」になっている。

これが、最初から「無効」だったのか、「権限許可」を押していないので「無効」に切替わったのかはここでは不明。

 

マイナポータルが権限の許可を求めるウェブサイトとは…?

悪意のあるウェブサイトが情報を収集できないよう、許可された特定のウェブサイトのみでアプリを利用する仕組みを採用している。

マイナポータルの利用が可能なウェブサイトの選定にあたっては、デジタル庁で確認を行い、承認したウェブサイトのみを、許可されたウェブサイトとしている。 

 

2023年9月19日時点で、許可されたウェブサイトには以下がリストされている。

・地方公共団体 ・デジタル庁 ・静岡県浜松市 ・日本郵便 ・野村総合研究所
・シフトセブン(民間送達・e-Tax連携サービス)
・会津地域スマートシティ推進協議会
・地方公共団体マイページ
・マイナポータルAPI連携サービス
・GaaS オンライン行政プラットフォーム ・山梨県早川町・長野県東御市・長野県飯綱町 ・オンライン資格確認用Webサービス

今回表示されたメッセージには、onshikaku.org とあり、上の許可されているウェブリストには、「オンライン資格確認用Webサービス」としてリストされている。

 

オンライン資格確認とは…?

マイナンバーカードでの ICチップまたは健康保険証の記号等により、オンラインで患者の資格情報の確認ができること。

 

オンライン資格確認システムの導入により可能となったことは…?

厚生労働省のサイトから:

オ ン ラ イ ン資格確認 の導入 で 事務 コ ス ト の削減 と よ り良 い医療 の提供 を

~ デ ー タ ヘ ル ス の基盤 と し て~ 

  1. 医療機関・薬局の窓口で、患者の直近の資格情報(加入している医療保険や自己負担限度額等)が確認できるようになり、期限切れの保険証による受診で発生する過誤請求や手入力による手間等による事務コストが削減できる。

  2. マイナンバーカードを用いた本人確認を行うことにより、医療機関や薬局において特定検診等の情報や診療/薬剤情報を閲覧できるようになり、より良い医療を受けられる環境となる(マイナポータルでの閲覧も可能)。
myna-portal03:オンライン資格確認の導入(マイナカードの保険証利用)について
myna-portal03:オンライン資格確認の導入(マイナカードの保険証利用)について

これまで分かったことは…?

マイナンバーカードの保険証利用に向けて、ブラウザにある「マイナポータル」アプリが本人資格確認システムへのアクセスができるよう、権限の付与を求めているということはわかった。

 

まだマイナンバーカードを保険証として使用するような登録を済ませていない場合は、「権限を許可」するのは意味がないことになる。

 

「削除」と応えるとしたら…?

最初に表示されるメッセージに対して「権限を許可」ではなく、「削除」を選んでみた。

myna-portal04:「削除」を答えるとマイナポータルが「削除」されるようだ
myna-portal04:「削除」を答えるとマイナポータルが「削除」されるようだ

「マイナポータル」が削除されるようだ。

 

インストール後登録したと思われるマイナンバーカードなどの情報も無くなるようで、再度これらの情報を入力してログインするのも面倒だ。

 

「権限を許可」を応えるとどうなる…?

myna-portal05:「権限を許可」を応えると「有効」になる
myna-portal05:「権限を許可」を応えると「有効」になる

代わりに、「権限を許可」をクリックしてみると、すぐにブラウザの右上のプロファイルアイコンのところに表示されていた「エラー」のメッセージが消えた。

 あらたなメッセージも表示されない。

 

拡張機能の「マイナポータル」を見ると、「有効」になっている。

 

 

 

以後、「マイナポータル」を「無効」に戻しても、これまでブラウザを起動する度に毎回出ていたメッセージは出なくなった。

「権限を許可」の状態がどこかに保存されているということなのでしょう。

 

とりあえず、「マイナポータル」は「無効」にしておく。