フォト

これまでは、「Windows フォトビューワー」が画像の標準のビューワーであったが、Windows 10 ではこれを刷新。新たに「フォト」というアプリが標準のビュワーになった。ただ、単なるビューワーではなく、自動アルバム化機能を備えた写真管理アプリになっている。編集機能もそこそこ揃っている。

フォトを起動して画像を表示する

➊ フォトを起動する

スタートボタンをクリックし、タイルの「フォト」をクリックする

フォトを起動する
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または、アプリ一覧から「フォト」をクリックする

➋ メイン画面が表示され、コレクションが表示される

ピクチャフォルダや OneDrive に保存された画像のサムネイルが日付ごとに表示される。

フォトを起動するとメイン画面が表示される
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コレクション:

時系列にすべての写真(表示するフォルダは「ピクチャ」などで、追加削除できます)が並んでいます。一番上が最新の写真となります。

 

 

➌ アルバム表示に切り替える

「コレクション」の下にある「アルバム」をクリックすると、「カメラロール」「スクリーンショット」と、その下に関連付けられた年月日別の写真が表示されています。

パソコンが勝手に「日付」とか「旅行」など関連事項でまとめた写真をアルバムとして作成したものです。アルバム単位で関連の写真が見れます。

アルバム表示
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写真をクリックすると、アルバムが開きます。アルバムには撮影したすべての写真が表示されているわけではありません。パソコンのフォルダーに読み込んだ年月日の写真から自動的に抜粋した写真がまとめられたものがアルバムです。

アルバムを表示する
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そこで、「編集」をクリックすると、タイトルやカバーの写真を変更したり、アルバムの写真の追加や削除ができます。(アルバムで写真を消してもパソコンから写真が削除されることはありません)。

アルバムを共有したり、Swayにアップロードしてストーリーを作成することもできます。

❹ フォルダ表示に切り替える

フォルダ表示は、フォトで表示されるように組み込まれたフォルダ単位で写真を表示します。フォルダの追加・削除はできます。

フォトのフォルダー表示
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❺[設定]を開く

[設定]では、写真の自動補正機能のオンオフや、写真の取り込み先フォルダの指定などが可能だ。

設定
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タイルの設定
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ソースの設定
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OneDrive の設定
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❻ 写真をフォトにインポートする

カメラを専用のUSBケーブルで接続し、カメラ電源ONする。コレクション画面表示する。

画面右上端の[インポート]をクリックして、読み込み元のデバイス名をクリックすると、自動的に読み込みを開始します

インポート元を指定する
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❼ 選択した写真を表示する

コレクション表示のサムネイルをダブルクリックして写真を表示する

写真を表示する
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操作用ボタンが画面の上部に表示される

共用 ー メール等使う

スライドショー

編集 ― 編集加工をする

回転 ― 画像を回転させる

削除 ― ゴミ箱

その他のメニュー ― 他の機能をメニュー表示

フォトで写真を編集する

➊ コレクションで写真をダブルクリックする

➋ 大きく表示される写真の右上の[編集]をクリックする

編集を始める
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➌ 画面の左右に編集・加工用ボタンが配置されるのでクリックして操作する

画面の左側で、主な編集のカテゴリーを選択して、右側のツールで細かく調整をします。

①[基本修正]メニュー

補正、回転、クロップ(切り取りのこと)、傾きの調整、赤目など。

基本修正
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補正:  明るさと色、さらに傾きも自動的に補正してくれます。

クロップ: 縦横比を指定して写真を切り取ることが出来ます。

赤目:  地面におちているゴミなど、小さい気になる部分をクリックして目立たなく消すこともできます。

②[フィルター]メニュー

6種類の写真の見た目を一瞬で変化させる効果が選べます。

「フィルター」の一番下をクリックするとブラック&ホワイトに変換します。

フィルター機能
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③[ライト]で明るさやコントラストなどを調整できる

フィルター機能
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④[カラー]では色温度や濃淡などを調整できる

鮮やかさ」で写真全体の彩度を調整できます。

カラーブースト」では任意のカラーの部分、たとえば青空の部分にマーカーをドラッグして、青い色の領域のみ彩度を強調したり地味にしたりすることができます。

カラー機能
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⑤[効果]では「ぼかし」もできる

ふちどり」を選ぶと、写真の周辺光量不足やケラレ風の淡い黒い枠や、経年変化を思わせる白い淡い枠を付加できます。

フォーカス範囲」を選び、楕円形の枠上のポイントをドラッグして、はっきり見せたい部分を囲み外側に徐々にぼかす効果を加えます。

効果
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⑥ 多機能で困った時は、[補正]だけでも良い

多彩な編集機能を備えるフォトだが、多機能すぎて少々使いづらいと感じるユーザーもいるだろう。そんな場合は、ワンタッチで写真を補正してくれる機能がオススメだ。「基本補正」の中にある「補正」を選択すると、自動で写真を美しく仕上げてくれる。

補正前
photo10 補正前
修正後
photo11 修正後

写真を切り取る(トリミング)

フォトアプリの編集機能の一つである[クロップ」でトリミングをしてみる。

➊ フォトアプリで写真を表示して鉛筆マーク(編集)をクリックする

ここでは、サイズ 2128 x 1200 の写真を使う。

写真を表示して鉛筆のアイコン(編集)をクリックする
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➋ 編集メニューが左右に開くので、その中からクロップをクリックする

左右にある編集メニューから、[基本修正]→[クロップ]を選択する
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➌ 切り取りのサイズと位置を示す枠が表示される

切り取りの枠が表示される
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❹[縦横比]のマークをクリックし、切り取る縦横比を指定する

切り取る縦横比を指定する
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例:オリジナル写真 2128 x 1200 の場合、縦横比の指定で自動で切り取られた写真のサイズ

縦横比の指定 説明 切り取られたサイズ

 

きり ロック画面 切り取った写真をロック画面として設定する 1420 x 798
カスタム 縦横比を任意に設定する  
オリジナル もとの写真の縦横比を保持する 1490 x 840
正方形 正方形の縦横比を維持する 793 x 793
ワイドスクリーン 16 x 9 の縦横比率を維持する 1487 x 840
4 x 3 指定された比率を維持する(以下同様) 1120 x 840
9 x 13   1214 x 840
10 x 15   1260 x 840
13 x 18   1164 x 840

❺ 切り取るサイズと位置を調整し、「適用」で切り取る

切り取るサイズと位置を調整し、「適用」で切り取る
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❻ 切り取った画像を名前を付けて保存する

[上書き保存]のボタンも用意されているが、必ず[名前を付けて保存]するようにしましょう。

名前を付けて保存する
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コピーを保存する

編集後の写真は、「コピーを保存」をクリックして別の画像ファイルとして保存をしましょう。

保存」をクリックしてしまうと、上書きされてしまい、元の写真が失われてしまうので注意が必要です。

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photo20

フォトのアルバム表示

➊ アルバム表示に切り替える

「アルバム」をクリックすると、「スクリーンショット」と、その下に年月日別の写真が表示されています。

アルバム
photo13 アルバム

「スクリーンショット」はOneDriveのピクチャフォルダー内の写真がまとめられているものです。

 

その下は、写真をパソコンのピクチャフォルダーに読み込んだ年月日の写真から自動的に抜粋した写真がまとめられたアルバムです。

➋ アルバムを選択して表示する

写真をクリックすると、アルバムが開きます。アルバムには撮影したすべての写真が表示されているわけではありません。アルバムは読み込まれたときに自動的に写真がピックアップされているので、自分で見せたい写真は手動でチェックを入れ替えましょう。

アルバムを開く
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➌ アルバムを編集する

そこで、「編集」をクリックすると、タイトルやカバーの写真を変更したり、アルバムの写真の追加や削除ができます。

アルバムの編集
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フォトに動画編集機能が追加された

Fall Creator Update (v1709)では、複数の写真を選んでスライドショー形式の動画を作ったり、デジタルカメラなどで録画したビデオを編集したりといったことが可能になりました。素材を選ぶと、シーンの長さや場面転換の効果、音楽などを自動で選んで1本の動画を作成する「自動リミックス」機能もあります。

ビデオの作成

アルバムの作成