一般紙にまで登場した「ダウンディテクター」
Facebook で発生した不具合が、これまでにない過去最大の障がいとの記事がでた2019年3月15日の夕刊では、障がいを分析した会社として「ダウンディテクター」が記されていた。前日は Gmail の障がいのネット情報でも「ダウンディテクター」を見た。
そこで、これは何者かを調べてみることにした。
ダウンディテクターについて
ネット検索で調べると、https://downdetector.jp/ にホームページがあった。
※当ページには、かなり危険な広告も掲示されている。広告は無視し、決して反応しないこと。
そこから「ダウンディテクターについて」をクリックすると説明があった。以下、概要をコピーする。
「ダウンディテクターは障害の状況をネットユーザーに伝えることができます。
ネット上の様々なサービスに起こりうる接続障害などについての情報をリアルタイムに提供する - それがダウンディテクターです。 インターネット・プロバイダー、携帯電話サービス、航空会社、公共交通機関など、ネットユーザーの日常生活に欠かせない多様なオンライン・サービスの障害状況を追跡するのが私たちの目的です。」とある。
Ookla, LLC という会社が運営しています。
主にユーザーからのツイッターなどからの障がいレポートを収集しているようです。収集したデータをリアルタイムで分析し、自動的に障害やサービスの中断を探知しているとのことです。
レポートの数が基準値と比較して著しい増加を見せた場合には、障害が発生していると判断。 レポートを追跡している企業毎に個別のページが用意されており、問題が発生していると判断された時点で、該当する企業のページを更新し最新の障害レポートが提供されるとのことです。
ダウンディテクターに掲載される内容
「ホーム」ページには、情報が提供される企業やサービスの状況が一覧で表示されている。一覧から該当の企業やサービスを選ぶと詳細が表示される。
それぞれの企業やサービスの「最新状況ページ」では、
- 簡単な企業情報
- ダウンディテクターが受け取った障害レポートの数を表すグラフ
- サイト訪問者がコメントを投稿するエリア
- 障害に関連する最も最新のツイート。掲載されるコメントとツイートはともに、想定される障害について関連情報を提供していると判断されるもの
- 追跡している企業への問い合わせ情報
グラフ表示
グラフは、過去24時間にダウンディテクターが受け取った15分毎のレポート数を表示している。
1件のレポートだけでは本当に障害が発生しているかどうかはわからない。多くの場合、リセットするだけでネット接続が回復することもある。 数多くのレポートのすべてが深刻なものとは限らない。これらのレポートの数は基準値として赤い線で表されている。
青い線と赤い線が同じラインにある場合には深刻な障害は起きていないと判断できる。 しかし、青い線が赤い線よりも高くなり急な曲線を描いた場合には障害が発生している可能性がある。
右図は 2019年3月14日におきた SNS サービス大手の障がいのグラフを表している。
マップ表示
その障害がどの地域で発生しているかが世界地図で表示される。