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Gmail アカウントへのメール送信ができない

gm57101:Gmailアカウントへのメール送信でエラー
gm57101:Gmailアカウントへのメール送信でエラー

プロバイダー(Biglobe)のアドレスから、Office Outlook を使って多数のアカウントへメール送信をすると、複数の Gmail アカウント(Gmail アドレス)のみでデリバリー(送信)エラーのメッセージ(右図)が戻されて、送信できない。

 

Gmail 以外のメールアカウントには問題なく送信される。

 

使用しているメールソフトは Office Outlook、Microsoft 365 バージョン。

 

テスト環境での問題再現

Office Outlook にプロバイダー(Biglobe)のメールアカウントと、新たに Gmail のアカウントを追加した。

 

自分の Biglobe アカウントから 自分の Gmail アカウントへのメールの送受信の確認ができる環境にした。

 

この環境でも、Biglobe から Gmail へのメッセージ送信は不可だった。

 

一方、Biglobe や Gmail アカウントと第三者とのメールの送受信は問題は無かった。

 

エラー内容は 差出人アドレスが有効でないとのエラー(550 5.7.1)

エラー時に折り返して通知されるデリバリー・エラーメッセージには、上記のように「差出人アドレスが有効でないか、そもそも差出人が無い」と表示され、エラーコード 550 5.7.1が付いている。

 

メールの設定を確認してみる

プロバイダー(Biglobe)から、ネットを通して提供されているサーバー設定情報をもとに、Office Outlook でのサーバー設定を確認した。

 

Biglobe のサーバー設定では特に問題となるところは見当たらなかった。

 

Office Outlook のメール設定を確認・変更してみた

「Outlook」の「ファイル」>「オプション」>「Outlook のオプション」で、個々の設定を確認・変更してみた。

gm57102:「Outlook オプション」の「メール」>「メッセージ形式」項の変更
gm57102:「Outlook オプション」の「メール」>「メッセージ形式」項の変更

メール」タブを選択し、その中の「メッセージ形式」の節で、以下の項の変更をした。

「テキスト形式のメッセージを送信する際、添付ファイルを UUENCODE でエンコードする」にチェックが入っていたが、このチェックを外した。

 

「インターネット メールの受信者にリッチ テキスト形式のメッセージを送信する際、以下の形式を使用する(W):」に、「HTML形式に変換 ▼」が設定されていたが、ここを「テキスト形式に変換 ▼」に変更した。

 

gm57102:「詳細設定」タブの「文字設定オプション」での設定変更
gm57102:「詳細設定」タブの「文字設定オプション」での設定変更

詳細設定」タブに移り「文字設定オプション」節で「送信メッセージのエンコード方法を自動選択する」にチェックが入っていたが、これを外した。

 

 

 

 

設定変更後のテスト結果

以上都合3か所の設定変更を行った。

 

このあと、Biglobe から Gmail カウントへのメール送信ができるようになった。

 

第三者(Gmail アカウントを含めて全て)とのテストメール送受信も問題なくできることを確認した。

 

3つの内の一つに絞り込んだ

gm57104:「テキスト形式のメッセージを送信する際、添付ファイルを…」のチェックを外す
gm57104:「テキスト形式のメッセージを送信する際、添付ファイルを…」のチェックを外す

最終的に3つの設定変更から一つの設定変更に絞り込んだ結果、「メッセージ形式」の「テキストメッセージを送信する際、添付ファイルをUUENCODE でエンコードする」のチェックを外すことで、件の問題は解決できることが判明した。

 

他の二つの設定変更は元に戻した。

 

件のメールには添付ファイルは無いが、なぜか当設定で、Gmailへのメッセージ送信ができなくなってしまうという結果だった。

 

uuencode は、バイナリデータをテキストデータに変換する UNIX 及び Unix 系OS のコマンド。或いは、それによって生成されるテキストデータのフォーマット。uuencode は Unix to Unix ENCODE の意である。

 

電子メールやネットニュースで多用され、現在でも多くのメーラーが対応している。

ウィキペディアから)