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Outlookからエクスポートした連絡先フォルダの1行目が文字化け

連絡先をエクスポートしたcsvファイルが大変!

連絡先フィールド(項目)名が入っている1行目が文字化けしている

Microsoft Office 2019に入っている Outlook の連絡先をエクスポートして他のPCに連絡先をコピーしようとした。

 

エクスポートしたcsvファイルをエクスポート直後に開いたのがこの通り。 

csvファイルをエクセルで開いて表示している。

ol200:一行目のフィールド名が文字化け
ol200:一行目のフィールド名が文字化け

1行目のフィールド名が表示されるはずなのが、文字化けしていて不明。

また2行目に表示されるはずのデータが何故か1行目の途中に引っかかるように表示されている。

 

因みに、エクスポートされた連絡先フォルダーを表示すると以下の通り:

ol201:エクスポートされる連絡先フォルダ内容
ol201:エクスポートされる連絡先フォルダ内容

 

このときの Microsoft Office Home and Business のバージョンは

バージョン2011 ビルド13426,20274 クイック実行

Outlook のバージョンは

Microsoft® Outlook® 2019 MSO (16.0.13426.20270) 32ビット

連絡先エクスポートcsvファイルの文字化け回避方法

とにかく以下の方法にて、連絡先をエクスポートしたcsvファイルの文字化けを回避できた。

 

➊[インポート/エクスポート ウィザード]を起動する(通常通り)

1)起動したOutlookの[ファイル]から

2)[開く/エクスポート]、

3)そして[インポート/エクスポート]を選択する

4)[インポート/エクスポート ウィザード]で[ファイルにエクスポート]を選び[次へ]をクリックする

5)エクスポートするファイルの種類は[テキスト ファイル(コンマ区切り)]を選び[次へ]

6)エクスポートするフォルダーの選択で、[連絡先]フォルダー(”☐☐☐”)を選び[次へ]

7)エクスポート先のファイル名の指定で[参照]をクリックする

参照ダイアログが開くので、ファイルの種類が「テキスト ファイル(コンマ区切り)(*.CSV)」となっているのを確認し、保存するフォルダーとファイル名(”〇〇〇”)を指定する。[OK]をクリックする

 

🔰  エクスポート先のファイルを指定する場合、既存のファイルを指定する必要はありません。

既存していないファイル名を指定したときは、指定したファイル名(”〇〇〇”)のCSVファイルが、指定したフォルダーに新規に作成され、連絡先のデータが入ります。

 

8)エクスポート先のファイル名が、上記7)で入力したファイル名で表示されるので確認し、[次へ]をクリックする

 

➋「フィールドの一致」でフィールド名を変更する

ol202:[フィールドの一致]を選択する
ol202:[フィールドの一致]を選択する

1)ファイルのエクスポートで「以下の処理を実行します」と表示される文章はおかしい。ここは「”連絡先データ”を次のフォルダーからエクスポートします:☐☐☐」が正しいのであろう。

 

が、ここは些細なことに拘わらないで[フィールドの一致]をクリックする

ol203:フィールドの一致作業前
ol203:フィールドの一致作業前

2)フィールドの一致画面が表示される

 

エクスポートしたファイルを Outlook で表示すると、「会社名」は、連絡先表示ではそれぞれ「勤務先」となっている

 

そこでエクスポート先の1つのフィールド名を「勤務先」と変更する

 

🔰 ここを変更しないで進むと何故か、エクスポート元フォルダーの最初の連絡先エントリーが、エクスポートして作成されたCSVファイルの一行目に引っかかった状態となる

 

ol204:フィールドの一致作業後
ol204:フィールドの一致作業後

3)変更は、フィールド名の文字列「会社名」を選択し、(一呼吸おいて)クリックをすると、意外にも文字列は変更できてしまう

 

4)[OK]をクリックして前の画面に戻る

ol205:[完了]をクリックするとエクスポートが行われる
ol205:[完了]をクリックするとエクスポートが行われる

5)前の画面「ファイルのエクスポート」に戻る

 

6)[完了]をクリックするとエクスポートが始まり、進行中の画面が表示される

 

7)やがてエクスポートが完了すると、進行中の画面は消える

➌ エクスポートで作成されたファイルのフィールド名を手入力する

1)エクスポートして作成された csv ファイルをエクセルで開く。エクセルで開いたファイルを見ると、本来ならフィールド(項目)名が入るはずの一行目は、文字化けを起こしているのが分かる。

ol206:一行目にフィールド名を手入力する
ol206:一行目にフィールド名を手入力する

2)一行目のA~G列(あるいはA~F列)に以下のフィールド(項目)名を手入力する:

 

A列[姓]とB列[名]が分かれている場合:

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

A列:姓

B列:名

C列:メール

D列:電子メール表示名

E列:勤務先

F列:部署

G列:役職

A列が[氏名]の場合:

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

A列:氏名

B列:メール

C列:電子メール表示名

D列:勤務先

E列:部署

F列:役職


ol207:一行目にフィールド(項目)名を手入力し、セル幅を調整した
ol207:一行目にフィールド(項目)名を手入力し、セル幅を調整した

3)上書き保存する

 

「データ損失の可能性」が表示されるが、これはCSVファイルの制限を表示しているので、ここでは無視する

 

❹ 変更した csv ファイルの文字コードを ANSI に変更する

1)csv ファイルを「メモ帳」で開く

2)メモ帳で開いた csv ファイルの[ファイル]から[名前を付けて保存]を選ぶ

3)「名前を付けて保存」ダイアログで、[文字コード]を UTF-8(BOM付き)から ANSI に変更する

ol208:文字コードANSIを指定する
ol208:文字コードANSIを指定する

4)ファイル名、ファイルの種類はそのままで[保存]をクリックする。

5)「同じ名前のファイルが既に存在します。上書きしますか?」訊ねられるので[はい]をクリックする

 

❺ 別の Outlook へ csv ファイルをインポートする

1)起動した Outlook の「ファイル」から

2)[開く/エクスポート]を選択し、[インポート/エクスポート]ボタンをクリックする

3)インポート/エクスポート ウィザードで[他のプログラムまたはファイルからインポート]を選び[次へ]をクリックする

4)ファイルのインポートウィザードで[テキスト ファイル(コンマ区切り)]を選択し[次へ]をクリックする

5)インポートするファイルを[参照]ボタンをクリックして指定する

6)オプションを選択して[次へ]をクリックする

7)インポート先のフォルダを指定し、「次へ」をクリックする

8)ファイルのインポート画面で、「以下の処理を実行します:」で、

「☑”(CSVファイル)”を次のフォルダーにイ...」と、チェックが入っていて選択されているのを確認し、[フィールドの一致]をクリックする

ol209:フィールドの一致作業(姓と氏名、会社名と勤務先)
ol209:フィールドの一致作業(姓と氏名、会社名と勤務先)

9)「姓 ↔ 氏名」

[会社名 ↔ 勤務先]の関係づけをする。

ol219:フィールドに一致作業(電子メールアドレス部分)
ol219:フィールドに一致作業(電子メールアドレス部分)

10)下方にスクロールし、

[電子メールアドレス ↔ メール]の関連付けをする。

最後に、「OK」をクリックする。

11)ファイルのインポート画面に戻るので、[完了]をクリックしてインポートを開始する。

 

12)インポート進捗の画面が表示され、やがて消える。インポートが完了したことを示す。