「重要フォルダーの保護」とのことで「ドキュメント」フォルダーをその対象とすると、標準で「ドキュメント」フォルダーにある Outlook データソースファイル(.pst)は OneDrive 傘下に入る。
その場合ファイルサイズが大きくなると OneDrive の同期に時間がかかることになる。
こうしたことを避けるために、OneDrive 傘下にある .pst ファイルを OneDrive から外す一連の操作をまとめて紹介する。
➊ Outlook を閉じて、OneDrive の同期が完了するのを待つ
➋[エクスプローラ]を起動し、[Outlook ファイル]フォルダーを開く
c:\Users\[username]\OneDrive\Documents\Outlook ファイル
pst ファイルが見つからない場合
①Outlook を起動し、②移動しようとするpstファイルがあるアカウントを右クリック、③[データファイルのプロパティ]をクリックする、④[全般]タブで[詳細]をクリックし、ファイルの全パスを確認できる。
➌ OneDrive フォルダーにある .pst ファイルを、PC上の新規あるいは既存のフォルダーへコピーする
❹ コピーしたファイルに新しい名前を付ける
例:myname@donain-copy.pst
❺ Outlook を再起動する
❻[ファイル]から[アカウント設定]を選択する
❼[メール]タブでアカウント名を選択し、[フォルダーの変更]をクリックする
もしここで[フォルダーの変更]が見つからない場合は、選択したメールアカウントは.pstファイルを持っていない(POP3アカウントではない)ということになる。
❽ アカウントを選択し[新しい Outlook データファイル]をクリックする
❾ 新しい名前に変更した .pst ファイルの場所を参照し、選択し、[OK]をクリックする。メールアカウントリストへ戻る。
❿[データ ファイル]タブで、OneDrive 上のデータファイルを選択し、[削除]そして[OK]をクリックする
- [削除]を選んでもメールデータが失われたわけでは無く、アカウントから離されたということで、必要であればあとで追加できる。
- [既定]のデータファイルは削除できないので、まず他のデータファイルを選択し[既定]にしておく